陋巷

【ポールとエーミール】シはイかになりたい0【Stranger Ville】

シはイかになりたい



※注意!

・デフォシムについて
  ・ この記事にはデフォシムが登場しますが、予告なく虐殺されたり、非業の死を遂げたり、後述の影響による相応の死に方をします。
  ・シムズブロガーお得意の気持ち悪い自律解釈、もといその後の筆者が望む展開に都合のいい妄想、によって性格改変、しゃべらされています。
 ・特定のシムの子供が出てきます。

・性的及び暴力表現、残酷描写

・同性愛表現

以上の事柄に不快感を覚える方は、この記事を閲覧をお控えくださいますよう、何卒お願い申し上げます。
また記事の内容は全てフィクションであり、暴力や殺人を肯定するものではありません。
特定の個人、団体、人種及び性別を貶める、もしくは称賛する意図はございません。
















0.始まり


ここはBrindleton Bayにある閑静な住宅…ここに住む親子は毎日のようにケンカが絶えない…

「おいチャック、クソ親父!!また家に女をあげただろ!いい加減にしろよ!」

「あ!?何だよエーミール!!休日の昼間っから大声出すな!」



エーミール「それはこっちのセリフだ、休日なのに、お前と女がその…うるせえんだよ!宿題すらまともにできねえだろ!

チャック「お前って言うなクソガキ…!!」



エーミール「分かってんのかよ…お前の子どもの部屋がすぐ隣にあるんだぞ…!」

チャック「うるせえな…!ここはオレの家だ!気に食わないなら出てけよ…!!」



エーミール「俺の……?俺たちの家だろ!?親父は俺のことどうでもいいのかよ!」



チャック「とにかくだ!オレは好きなようにやる、ガキの癖に指図すんじゃねえよ」

「お前も家にいないで外で宿題なりなんなりヤりゃ良いんだ」

(クソ親父…っ、親父こそ、そういうことは外でやれよ…!)





結局エーミールは家を出て、墓地へ行くことにした

彼は落ち込んだ時、今は亡き友人に話しかける癖がある…



エーミール「こんな時お前がいてくれればな……ポール…会いたいよ…」



「呼んだ?」



ポール「よっ!エーミール、久しぶりだなァ!あー、また会えて早々こんなこと言うのもなんだけど、そこオレのおじいちゃんの墓だよ?名前一緒なんだよ」

オレの墓はここだよ~



エーミール「え………ポール…?」



ポール「友達の墓、間違えるって相当まいってるみたいだな、大丈夫か?」



エーミール「………」

ポール「おーい、聞こえてるか?…なんだよオレにまた会えたのが嬉しすぎて心臓止まっちゃったか?オレも止まってるよ~!」



ポール「あっ、おいマジかよ…!」










ポールは気絶したエーミールのために、近くの教会に運んで彼を休ませた…



エーミール「う…う゛~~~~~~ん………」



ポール「お、やっと目が覚めたみたいだな、気分はどうだ?」



ポール「いきなり気失ってぶっ倒れるもんだからびっくりしたよ」



エーミール「ああ、夢だこれは…」









ポール「いやさ、地獄からたまにお前のことを見てたんだけど、実際に会うのは5年ぶりくらいか?あんときはちっこい子供だったのにデカくったよなあ…」

エーミール「地獄に行ったのか、ポール…」

ポール「まあね、でも悪くなかったよ、なかなか楽しいところだよ地獄って。地獄はさ、実は七層に分かれてて一番下から……」

エーミール「地獄の土産話は後にしてくれよ、それよりポール、なんでその…生き返ったんだ?」



ポール「お前言ってたじゃん、『ポール会いたい…大好き』ってさ、だから会いに来たんだよ」



エーミール「だ、大好きなんて言ってねーよ!けど、じゃあ俺のせいで生き返ったって事なのか?ありえないだろ」

「大体、ポールが死んで5年も経ってるんだから死体なんかとっくに…」

ポール「…いや正直なところ、オレ自身も分かんないんだよね…なんで生き返ったのかも、体がそこまで傷んでないのかも」



エーミール「それにゾンビって普通は、いや映画の中でしかみたことねえけど…思考能力が無くなって本能のままに人間を襲ったりするだろ」

「お前は見たところ、記憶もはっきりしてるし理性もあるし、言葉もしゃべれる、それも変じゃんか」



ポール「確かにな…オレの心臓は止まってるから脳にもチ〇ポにも血液は通ってない、つまり機能停止してるはずだよな」

「だけどな、こうやって話せたり記憶したりできるって事は脳は働いてるって証拠だし、チ〇ポだって」

エーミール「その話はしなくていい!要はお前は何にも分かんねえって事だろ」

ポール「そうなんだ、ごめん…でも一つ確かなのは、オレは自発的に生き返ったわけじゃないってこと」

「超常現象的な何か…あるいは誰か人の手によってか…」



ポール「まあ、分かんねえことを考えたって仕方ねえよな!それより今はまたお前に会えたことを喜ぶことにするよ!」

エーミール「ウグッ…!苦しい…っ、はな、れろ……!」



ポール「なんか5年後の未来にタイムワープしたみたいだ!!」

「なんにせよまたこの世で暮らしていけるんだ、何しようかな~とりあえず砂糖工場で働くか!」



(なんか…うぜー…ポールってこんな奴だったっけ……)











ポール「ここは?」

エーミール「俺の仲間が使ってるガレージ、今日はここで寝るから」



ポール「え?家に帰んないの?」

エーミール「誰が帰るかってんだ、あんなクソ親父のところ…」

ポール「……お父さんと仲悪いんだ、まだ」

エーミール「あ?……いや別に…お前には関係ないだろ」

「お前も今日のところはここにいたらどうだ?廃屋だから誰にも見つからないだろうし」



ポール「いいの?ありがとう!ゾンビらしく夜の街を徘徊しようかと思ってたんだけど、撃ち殺されるのは嫌だからね」

エーミール「…いいよなお前は…死んでもそんな軽口叩けるんだから、俺もゾンビになってなんにも考えなくていいようになりてえよ



ポール「そうだ、今思い出したんだけど地獄で暮らしてた時によく食ってた果物に似てる植物を、この世で見かけたんだよね」

エーミール「ほーん…どんな?」



ポール「確かこんな形をしてた…Stranger Villeに野生してるんだ」



ポール「これが、あの世とこの世にある共通点だと仮定して、オレが生き返った理由と関係してるかもしれないし…オレみたいに何にも考えなくていいようになれるかもしれないし!

エーミール「はぁ~、面白いじゃんそれ、そうしたらあんなクソ親父のこととか学校のことで悩む必要もなくなるしな」



ポール「ね、明日探しに行ってみね?この植物が何なのか気になるじゃん!

「家に帰んないあいだの暇つぶしにもなるし、本格的に調べればもしかしたらノーベル賞もんの発見になるかもしれないし!」



エーミール「うるさいな~もう!明日そのStranger Villeってとこに行くから今日はもう寝かせてくれよ!いろいろあって疲れたんだからさあ!!」

ポール「わあっ!急に怒んないでよ……いいよ、寝なよ」



エーミール「おやすみ…もう寝るから話しかけんなよ」

ポール「…あー、うん、おやすみエーミール…」




次回→Stranger Villeへ




続く










キャラ紹介

エーミール・チェンゾ
特質:陰気/恋愛下手
チャックの息子。移民で50年代にあこがれる現代っ子のグリーサー。
父親と仲が悪く、いつもケンカをしているが…。見た目以上に精神年齢が低く、子どものころからのおねしょがいまだに治っていない。
好きな音楽は最初期ロックとカントリー。


ポール・ストーンハム
特質:マヌケ/ブラザー
享年1X。リビングデッドとして地獄から蘇った。生前はチェンゾ家の近所のお兄さんで、小さかったエーミールの面倒をよく見ていた。エーミール曰く、生前と性格が違うらしいが真偽は謎。寂しがり屋で、誰かといるだけで楽しい。
好きな音楽はハードロックサイコビリー


チャック・チェンゾ
特質:せっかち/アクティブ/ブラザー
デフォルトダウンロードシム。女たらしでバツイチ。最近は快楽を求めケツの穴の開発も始めたため、男も欲している。エーミールの父親だがそれらしいことはしたことがない。当ブログ内ではよく死ぬ











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