陋巷

【ポールとエーミール】シはイかになりたい3-4【Stranger Ville】

 シはイかになリたい



※注意!

・デフォシムについて
  ・ この記事にはデフォシムが登場しますが、予告なく虐殺されたり、非業の死を遂げたり、後述の影響による相応の死に方をします。
  ・シムズブロガーお得意の気持ち悪い自律解釈、もといその後の筆者が望む展開に都合のいい妄想、によって性格改変、しゃべらされています。
 ・特定のシムの子供が出てきます。

・性的及び暴力表現、残酷描写

・同性愛表現

以上の事柄に不快感を覚える方は、この記事を閲覧をお控えくださいますよう、何卒お願い申し上げます。
また記事の内容は全てフィクションであり、暴力や殺人を肯定するものではありません。
特定の個人、宗教、団体、人種及び性別を貶める、もしくは称賛する意図はございません。


この記事にはStranger Villeのコンテンツネタバレがあります。









前回


エーミールはシはイか状態のポールに「戦い」を挑まれボコボコにされました



暫くその場にうずくまった後、やっとの思いで立ちあがったエーミール
他に行く当てもない彼は、初めてこの町に来た時のことを思い出し、オールド・ペネロペに足を運ぶのだった…



エーミール「ジョージ、あのさ…困った時は来ていいって言ってたよな」

「俺、ちょっと困ってる…救急箱、貸してくんない?」



ジョージ「何ッ…!?その傷は…よし入れ、手当してやる」

プレイヤー的にはもっとエーミールとジョージの友好度を上げたいので、おじゃまして適当にだべります




エーミール(怪我の手当てしてもらった上に、風呂まで入らせてもらった)



ジョージ「これで良し…他に怪我してないか?」



エーミール「ううん…無い、ありがとう…なんか」



ジョージ「気にするな…それで…一体何があったんだ?」

エーミール「……」

ジョージ「調査の最中に襲われたのか?相手は、軍の奴らか?」

エーミール「違う…そうじゃないんだ…はは、くだんないよ」

ジョージ「……?」



エーミールはジョージにいきさつを話した

ジョージ「なんだ、友達とケンカしたのか」

「俺はてっきりこの町の陰謀に巻き込まれたのかと」

エーミール「へっ…期待はずれで悪いね」



ジョージ
「いやそういう意味じゃないぞ……何か飲むか?喉乾いただろ」

エーミール「なんでもいい?」

ジョージ「ああ、オレンジジュースにミルクに炭酸系…何でもあるぞ」

エーミール「…ビールがいい」



ジョージ「ビールが好きなのか?」

エーミール「うん、味が好き…まあ酔えないけど」

ジョージ「フッ、そうか…酒強いんだな」

エーミール「いままで一度も酔いつぶれたこと無いし



ジョージ「それで、やり返したのかお前は」

エーミール「いや…」

ジョージ「何故だ、ただ黙って殴られたってのか」



エーミール「だって勝てないし…それに」

「アイツが強い感情を俺に向けてくれたのが嬉しかったからこれで良い」

ジョージ「そ、そうか……」

エーミール「問題はそこじゃなくて……はあ…」



ジョージ「どうした…他に問題があるのか?」

エーミール「…もう一本もらってもいい?」



ジョージにウフフなことについて尋ねようとするエーミール

あ、ちなみにぼんやりしてるのはボコボコに殴られたから…と言いたいところですがマリ〇ァナの吸い過ぎでいつのまにか中毒になったからです



エーミールはクローゼットなゲイの設定ですが、ウフフな話で筋肉アイコンを出していた…隠そうにも隠し切れず言動の端々からばれるようなタイプです

エーミール「…ジョージ、へんなこと、聞いていい?」

ジョージ「なんだ?」



エーミール「あのさ…ジョージはどういう恋愛してた?」

ジョージ「そんなこと聞いてどうするんだ…

エーミール「いやだって元軍人だろ?絶対モテてたと思って」



ジョージ「もちろん現役のころは引く手あまただったさ」

「そうか、なるほど…さては好きな子のことで喧嘩したんだな」

「いいぞ、聞いてやるから話してみろ」



エーミール「えっと半分当たり…実はさ、好きな人に殴られたんだ」

ジョージ「ん?そうだったのか、す、すごい子だな…」

エーミール「でも俺が悪いから…」



エーミール「憎まれ口叩いたり、嫌がらせしたりしてたから…それで相手が爆発したんだと、思う…」

ジョージ「分かってるならなんでそんなことをするんだ」

エーミール「何でって…分からない…どうしていいのか分からないし」



ジョージ「俺と話してる限りでは、とてもそういう人間には見えないが」

エーミール「なんか…最近、その人に仲良さそうな女子が出来て…そん
で余計に焦って…」



ジョージ「…ん?言ってることがよく分からないんだが…」

エーミール「いや、その、えっ女じゃなくて男が…」

ジョージ「女子と女子が仲良くても焦る必要ないだろう」

エーミール「………」



ジョージ「好きな子って言うのは、男なんだろ」

エーミール「…え、な、なんで」

ジョージ「軽くお前の三倍は生きてるんだ、人を見抜く力はそこそこ積んで来ているぞ」

エーミール「………」



エーミール「はあ…」

エーミールはジョージに自分の性的指向を打ち明けた
あんなにもひた隠しにしてきたものを、彼に打ち明けてしまった

幼いころから男性に興味があったこと、初恋のこと、友人のこと…

連日の出来事の負荷、現在の環境の息苦しさに堪え切れなかった

もし拒絶されても、この町に来なければ二度と会うこともないだろうという打算と保身もかねていた



ジョージ「…なるほどな、正直そうじゃないかと思ってたんだ」

エーミール「キモいって思うよな…」

ジョージ「そうは思わない」

エーミール「ほんとに?」



ジョージ「そんなことより自分の都合で、自分でも悪いと思っていることをやってしまう方が問題だ」

エーミール「それは、なんか…まあ……分かっ、て…る、けど…」



エーミール「けどさぁ…昔も彼女いたし、多分俺にはチャンスすら無いから」

「好きになったらいけないと思って…」

「でも自分から突き放したのに、アイツが居なくなるとすぐ不安になって、後悔して、また近づいて…それの繰り返しだ、自分じゃもうワケわかんないよ」

「なんで俺、男が好きなんだろう…最悪だこんなの」



ジョージ「つまり、相手がストレートで、告白したいけど、周囲の目や、拒絶されることが怖いからこれ以上好きにならないように嫌われるような行動をとっている、そういうことか?」



エーミール「そのつもりだったけど…」

「それどころかさぁ、久しぶりに会ったらいろんなこと思い出して、前より好きになっちゃった、バカすぎ…」

ジョージ「…つまり、諦められないんだな」

エーミール「うん…」



ジョージ「だったら、もっと素直に歩み寄るべきだ」

「今すぐ憎まれ口をたたくのをやめろ」

エーミール「それが出来たら苦労してない…」



ジョージ「俺が従軍していたのはDADT政策が出来るよりもっと前、今よりゲイに理解がなかった時だ、同性愛者だとばれると除隊モンだった」

「あれはカリフォルニアに駐留していた時だったか、仲の良かった少尉が下士官と恋仲だったことがバレて除隊になったんだ」

「彼は、職を失い家庭も失い、友人関係も崩れた」

エーミール「うわ……」



ジョージ「だが彼自身は結果的に後悔しなかったんだ」

エーミール「なんで?」

ジョージ「自分自身に正直に生きることが、何よりも素晴らしいことだと気づけたからだと、彼は言っていた」

「それまで自分が得ていたものは所詮しがらみでしかなかった、自らに嘘をつくことで得たものは虚構だったとも」

エーミール「きょこう…」

ジョージ「それよりも、どんなにささやかなものでも確かに信じられるものの方が大切なんだと」



ジョージ「彼は今でもその下士官と一緒に暮らしているよ、新しく事業も興して、旅行のハガキに写った二人はすごく幸せそうだった」

「彼は軍隊にいたときよりもよっぽど魅力的な人物に見えた」


ジョージ「いいか、相手に対して素直になれないのは、まず自分自身に素直になれていないからだ」

エーミール「自分に素直に…」

「素直になる為には、自分自身をもっと好きになるべきだ」



ジョージ「それこそが第一歩だ、相手をどうこうするよりもまず自分を受け入れるんだ、そうすれば相手の気持ちを考える余裕も出てくるもんだ」

エーミール、難しいことだが…お前なら出来るはずさ、今日俺にこのことを話した勇気があるんだからな

エーミール「………」

ジョージ「本当はお前自身も、自分がどうすべきか分かっているんだろ」

エーミール「…分かってる」

ジョージ「ならばそれを少しずつ、可能な範囲で実践していけばいい」



しばらく話していると、こんなメモリーがつきました

このメモリーは初めて見ました

まあロールプレイ的にはエーミールはジョージに話を聞いてもらったことで、かなり心の負担が軽減されたんでしょう、知らんけど



エーミール「ありがとう…すごく気持ちが軽くなった」

「もう一つお願いがあるんだけど…ジョージ、ハグしてくれる……?」



ジョージ「ああ、もちろんだとも、さあ来い」

エーミール「ありがとう…」


エーミール「なんか、変な感じになっちゃったね、そうだ、これまで調べてきた町のことを話すよ…」





一方ポールは…


クリスティー「ポール!!こんなとこで何やってんすか!」

ポール「ボいンちャん…今イいトコロなンだヨ…邪魔すンなヨ」

クリスティー「ありゃ~~また、おかしくなってる…」



ジェレミア「可愛いレディー、離れてな…こいつはもう人じゃねえ」

クリスティー「違うんすよ…!いや、人じゃないのはそうなんすけど!」

「確かにゾンビですけど、害はなくて…いや今はちょっとヤバイんすけど…って、アア~~~っくっそ!なんて説明したらいいんすか!!」

ジェレミア「いっぺんやってみたかったんだよなあ…ゾンビに銃ぶっぱなすの」



ジェレミア「覚悟しろ、化け物!オレが始末してやるぜ」








続く










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